2008年5月 ブラジル


サンパウロの空港についたときに、出迎えのブラジル将棋連盟会長・役員との記念写真。

 


サンパウロ市、リベルタージの日本人街にある、ブラジル将棋会館において5月2日に行った、指導対局の様子と、記念の集合写真です。


 

ブラジルの将棋愛好者はブラジルの将棋愛好者は、移民の日系人がほとんどです。

今年は移民100周年だそうですが、ブラジル将棋界の歴史はそのまま、移民の歴史と言えます。

会員の高齢化がすすんでいますが、役員を中心に 文化の継承者として次世代を育てるのが、課題と頑張っています。

会員の皆さんと対局して、話をして感じたのはとても気持ちが若いと言うことでした

ブラジルには、4月30日に日本を出発して、約1日かけて5月1日到着、5月7日まで滞在しました。

この訪問は日系移民100周年の事業として、国際交流基金に申請して、日本将棋連盟から派遣されました。安恵照剛八段が同行しています。 

ブラジルというとサンバにサッカー、水着のビキニの発祥の国と色彩豊かなイメージですが、サンパウロはヨーロッパ調の古い石作りの街に、近代的な道路網、コンクリートのビルが建ち並ぶ、大都会です。


5月5日観光ででサンパウロの市場に連れていってもらったときに撮影した写真です。2階から市場の雰囲気を撮った写真、ステンドグラスがうまく写せればよかったのですが・・・。


果物の写真は評判がよく小田切先生にも褒められました。

 

デジカメがいいだけなんですが・・・・。

まだブラジルの写真はたくさんあります、将棋の催しの写真が多く、こういった、自由時間の写真は少ないです。アメリカとは違い、街中で撮影するのは、慎重にならないと、いけないのです。


 5月3日の歓迎昼食会でのスナップです。

会場はサンパウロの在ブラジル宮城県人会館で、翌4日の第36回ブラジル王将戦も同じ場所で開きました。

会場中央で立っているのが内海博元ブラジル将棋連盟会長です。

 


ブラジル将棋連盟師範の烏山久夫さんとのツーショットです。

来賓は花をつけています。花の色が日本、ブラジル両国の国旗の色です。

日本側からは、私たちの他、在サンパウロ日本国総領事館の領事、サンパウロ日本文化センターの所長が参加しました。

烏山さんは早稲田大学将棋部のOBで、木村義徳九段とはチームメイトでした。将棋の指導者としてブラジルに渡ったそうです。囲碁も実力者で南米のチャンピオンを 長く守り続けています。


5月4日の第36回ブラジル王将戦の写真です。

在伯宮城県人会館で行われたこの大会は、ブラジル将棋連盟による日系移民100周年記念のイベントでもあります。

参加者は約90名。海外最大規模の大会ですが、全盛期は3倍の300人の参加があったそうです。

今回も広い国土全域から集まりました。

300km位の移動は普通で、アマゾンからだと2000km以上移動してくるのです。


安恵八段と浅野大介くんとの指導対局。

浅野君は森下九段門下の奨励会員です。お父さんの仕事で、ブラジルに2年ほど前から駐在、奨励会は休会中です。

ご家族が、将棋を通じて日系移民の皆さんと、交流していました。素晴らしいです


5月3日の、大会前夜の激励の夕食会での写真ですが、右はミナスジェライスの高根さん。

 中央が今回優勝の、北部パラ州ペレンのロベルト高島さん、ブラジルで生まれた2世です。

豪快で人なつっこい性格で、一世の人たちによると、ブラジル人気質だそうです。

6月にアマ竜王戦に招待で来日が決まり、再会が楽しみです。

 左は浜公志郎君、若手のホープNO1,関西研修会に在籍したことのある本格派です。


ブラジル南部のポルトアレグレから来た学生のグループと撮った写真。女性は日本からの留学生です。

一人から話しが聞けました。

大学の友人に日本の将棋を知りたいと言われて、一緒に始めたそうです。教材のネットの情報や本が、日本語なので翻訳をして説明するそうです。

今回ブラジル将棋の大会に参加することで、交流を始め、指導を受けてもっと上達するのが彼らの願いです。 ブラジル将棋連盟は今回、彼らに書籍を寄贈しました。今後は、指導者の派遣も検討するそうです


 

 

北部のパラ州から参加した若者達、話ができなかったのが残念です。


ブラジルの風景写真

サントスのビーチに立つ、日系移民の碑。

サントスは港町で日本からの移民船もここにつきました。


宿泊したホテルから撮った、サンパウロ、リベルタージ近辺。


5月6日に観光した、サントス。標高800mのサンパウロから車で1時間半ほどの下りた大西洋岸の街です