窪田空穂生家将棋教室

平成23年11月26日(土)


教室の始まる前。いつもの風景。

塩尻支部の先生が教えてくださっています。



開会式。プロ棋士の先生方のお言葉

石川陽生先生

「この建物も、将棋も文化です。後生に残し繋げていきたい。この素晴らしい場所を残したい、という思いを大事にしています。」

 

飯島栄治七段

「今日はとてもよい天気で将棋も安心して指せますね。わからないことがあったら何でも質問してください」

 

横山泰明五段

「私が子どもの頃はこんなにすごい教室はありませんでした。子ども同士友達を作って楽しんでください」

 

田中悠一四段

「いつも言っていることですが、"お願いします""ありがとうございました"の挨拶は基本です」


開会式の後は、おまちかねの模範対局。飯島先生VS田中先生

田中先生、カメラ目線のサービスありがとうございます♪

 

立会いは石川先生と横山先生。

身を乗り出して見ている子達。

プロ棋士の作法は、手つきもかっこよくてびっくり!


模範対局が終わり、子どもたちは「初心者コース」と「指導対局コース」にわかれました。こちらは初心者コース。テレビ松本の取材が入っています。

「トランプは自分のカードを隠すけど、将棋は相手に見えるように駒を置くんですよ」

 

 


塩尻支部の先生方

 


プロの指導対局を待っている間、子どもたちは練習将棋を何番も指していました。

はじめて参加する子も多く、何人もの親御さんから「将棋を教えてくれるところがあったら教えてください」と聞かれました。

サイトで県内情報を紹介していますが、このような場で情報交換が出来ることは重要だと思いました。

空穂教室は、松本の、というより長野県全体の将棋普及の大事な場であることを再認識しました。

 

本当にありがたく大事にしていきたい教室です。


横山泰明先生。

新刊「よくわかる角交換振り飛車」好評発売中!


長野出身棋士 田中悠一四段。

とても優しくステキな先生で、将棋を指さないおかあさんたちからも絶大な人気です。

感想戦も詳しく教えてくださいます。


飯島栄治七段。

週刊将棋の「深夜A時」でユニークな一面を見せてくださっている先生ですが、対局の真剣な表情がとてもかっこいいです

前に座った男の子のちんまりとそろった足の裏がかわいい!空穂教室は姿勢とお行儀のよい子が多いです。


われらが石川陽生七段。空穂将棋教室設立から深く関わってくださっている先生です。長野県の子どもたちのことをいつも大事に思ってくださっていて、感謝しています。


楽しい時間はあっという間に終わり閉会式です。

プロ棋士の先生方から一言ずついただきました。

 

石川先生

「プロから教えてもらったことをひとつでも持ち帰ってこれからもがんんばってください。」

飯島先生

「われわれプロ棋士は指導もしますが、順位戦で戦うことが本業です。皆さんの応援、よろしくお願いします」

横山先生

「年々参加しているこのレベルが上がってきていて驚いています。午後の大会もがんばってください」

田中先生

「わたくし事ですが、来年から囲碁将棋チャンネルの初心者の番組を受け持つことになりました。是非、見てください。」


午後の部が始まりました。

子どもたちは腕くらべ大会です。

プロの先生に教えてもらったことをすぐに実践している子もいました。

豪華景品がもりだくさんなので、子どもたちも真剣です。

ちなみに景品は今回参加されなかった勝又先生提供とか。


今回の空穂教室では懐かしい「空穂キッズ」が大きくなって来てくれました。

午後の部は、大人の先生もプロの指導を受けます。


午後の部閉会式&子ども大会の表彰式です。

今回もたくさんの感動をいただいた窪田空穂生家将棋教室でした。

「続ける」というのは大変なこと。

まして、プロ棋士が年に何度も来てくださる将棋教室を続けていく、というのはとても大変なことです。

石川先生や、今回は都合でおいでになれなかった勝又先生はじめプロ棋士の先生方の熱意と、教室を心から愛し支えてくださる塩尻支部の先生方に改めて感謝したいと思います。

私も息子も空穂教室には楽しい思い出がたくさんあります。

今回始めて参加の子たちも小さな胸にしまいきれないくらいの思い出をかかえて帰路に着いたことと思います。

 

また来年もプロ棋士のみなさんと、塩尻支部の先生たち、子どもたちのキラキラした瞳に会えますように!